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善玉くんとの出会い

私が、㈱森羊土の池田社長に初めてお会いしたのは、7年近く前になります。
私の尊敬するある発明家が、紹介して下さいました。
社長の技術は良いが、お金がないのでなるべく安くやってくれという話でした。
私の本職の特許事務を、です。
そのころは、今のようになるとは考えず、軽い気持ちで引き受けました。
また、善玉くんの発酵乾燥という技術の本質について、全く理解していませんでした。

発酵というと、お酒や納豆など食品として馴染みがあります。
きのこも、菌の活用になると思います。
発酵は、うまみ成分となるアミノ酸を生成したり、アルコールを生成します。
発酵によって、食生活が豊かになっています。
このような発酵条件は、湿った状態を連想します。
確か、菌は、水分が約40%を下回ると繁殖しないという話を聞いたことがあります。

私自身も、発酵技術については、お酒の方から興味を持っていました。
特に、日本の風土は、水分が十分にあるため、発酵にとって都合がよく、その技術は世界に発信できる資産であると思います。

そのような私自身の興味もあり、特許の仕事に携わり、池田社長の求めている方向性が大変ユニークであることを感じるまでに、そう長い時間はかかりませんでした。
そのユニークさとは、発酵と乾燥を合わせたことです。

しかし、「善玉くん」という極上の有機質肥料ですが、これを販売するとなると、その困難さを感じました。
その機能性からは、堆肥と比較するものではないのですが、善玉くんは堆肥と比べて高価です。
(他の連作障害防止機能材と比較すると、たいへん安価なのですが、)
堆肥には、基本的に値段がつきません。
運送費が値段といってもよいと思います。
それと、競争していては、収益性はありません。

善玉くんは高価ですが、10年以上も使用されている固定客(ファン)が、何人もいらっしゃいます。
本物であるからです。
そのことを、どのように知らせるのか?
今でも最大の課題です。
(そのために、このブログを発信しています。)

つまり、良いものでも、販売して利益を上げなければ、普及しません。
そこで、4年ほど前から、池田社長は、一つの方向転換をされました。
(そのことについては、私も深く関わっています。)
善玉くんの技術を、より広く、乾燥有機質資材の生産技術として捉えることです。
このことは、池田社長の原点でもあります。
すなわち、キノコーソという発酵乾燥物を最大限に活用することです。
善玉くんは最終的な目標で、その前にさらに利用してしまうという、一石二鳥のシステムです。

そのシステムが、新工場と共に本当の意味で実現する段階にきています。
善玉くんの発酵技術は、本当に面白い世界なんです。

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