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2011 年 10 月 のアーカイブ

菌の豆知識 根粒菌

2011 年 10 月 21 日 金曜日

こんにちは。りゅうです。

 

やっと葉の落ちた大豆を抜き取って干し始めました。

いよいよ,手作り豆腐の時が近付いてますよ^^!!

 

拙宅は今年,大豆強化シーズンだったので,

畑の6割を豆が占めました。

 

マメ科植物の根に必ず付いているのが,根粒です。

 

根粒はリゾビウム属とかシノリゾビウム属といった菌と

植物根との共生器官です。

 

植物は光合成によって得た炭水化物を菌に与え,

菌は窒素を主に供給します。

 

根粒を作る菌を根粒菌と呼びます。

根粒菌は,とても珍しく,

空中窒素を分解するニトロゲナーゼという酵素を持っています。

 

中学・高校の化学を思い出して頂きたいのですが,

空中窒素は N≡N という三重結合でつながっているので,

とっても安定しています。こいつを剥がすのはとても厄介なことです。

 

だから,空気中にこんなに窒素があっても,

大抵の生き物は利用することが出来ません。

 

だから,根粒菌は,植物にとってはとっても大切なパートナーに

なるわけです。

もちろん,根粒菌も従属栄養生物,といって,

自分では栄養(炭水化物)を作り出すことができないので,

植物が作ってくれる炭水化物が必要。

 

だから,お互いの Win- Win が成立して,

共生関係が築けるわけですね。

(たまに,片方だけが得するという関係があります。

これは偏利共生といいます。)

 

お互いが必要なものを供給し合って生きている姿は

美しく映るものです。

でも,厳しい自然を生き抜くために,そんなに余裕が無い者同士,

融通し合って,の結果かも知れません。

 

こうやって出来ている絶妙のバランスを壊さないように

施肥をしてあげられたら素敵ですね。

りんごに想う

2011 年 10 月 19 日 水曜日

こんにちは。りゅうです。

 

信州中野は朝夕の冷え込みが激しくなってきました。

いよいよ,冬も近いですね。

 

近郊でりんごの収穫が行われています。

赤く実ったリンゴを見ると,とても幸せな気分になります。

 

リンゴは栄養価が高い他に,

抗がん作用やアレルギー軽減作用も認められる

すぐれた食品です。

 

加えて,今年は放射性物質の体外排出に

リンゴペクチンが良い,という話を聞きました。

 

ペクチンがセシウムなどと錯体を形成するためだそうです。

 

今年のリンゴはそういう意味では,重責を負っているのかも知れません。

 

秋の恵み,リンゴを見ながら,

被災地の子どもを想います。

 

どうか少しでも彼らが傷つくことなく健やかに成長できますように

リンゴを届けたいと想います。

 

〜〜

 

来シーズンも元気に作物を育てるために,

礼肥は入れましたか?

 

きのこの廃培地そのままでも良いのですが…

地表においてそのままの方も見受けられます。

雨が数日間は降らない日を狙って施与し,浅く耕耘しましょう。

善玉くんも同様です。

善玉くんの原料は,魅力的なエノキ廃培地!

2011 年 10 月 13 日 木曜日

こんばんは!

今日はエノキ廃培地の魅力について

ご案内致します。

 

きのこの里,中野の中でも,
エノキの生産量はピカ1です。

約33,090tにのぼります(平成14年度)。

これからの鍋物の季節,
えのきくんが,ますます活躍してくれること請け合いです^^

でも,エノキを生産した後の培地(廃培地)は
有効利用の手段が無く,これまでは
小規模に農家さんが堆肥にして畑に撒いて利用していました。

しかし,廃培地を使っているという
市内の農家さんに聞いた所,
どういうタイミングでいじっていいのか,
畑にいいのかどうかも良く分からない…とのこと。

善玉くんは,ある菌群の働きで,
エノキ廃培地の余剰な水分を飛ばし,
好気状態を創り出した上で
様々な原料を混合して発酵・熟成させて
つくられます。

好気性菌の働きで,廃培地独特の腐敗臭はしません。

廃培地は,そもそもエノキ菌が回っているので,
菌の構成成分であるキチン質が豊富です。

キチン質は,作物の病害耐性を向上させる働きがあります。

善玉くんはキチン質はそのまま含まれていますので,
キチン質は有効成分として畑でも効力を発揮します。

また,エノキ菌が培地を分解して取り出したミネラルは
収穫された子実体部分(きのこ)だけではなく,
菌糸を含む菌体そのものにも含まれています。

そのミネラルも,畑でそのまま有効になります。

培地は撒くタイミングなどが難しい,という方へ

熟成させたあとで出荷されるので,
あとは善玉くんを都合の良い時に畑に撒くだけになります。

是非,お試し下さい^^

善玉くんの施与と免疫

2011 年 10 月 9 日 日曜日

こんにちは。気持ちの良い秋晴れの信州中野です。

 

筆者は大変珍しく風邪を引き,三日間寝たきりで過ごしています。

 

薬疹持ちと言うことで病院へは行かず,免疫力と民間療法にて治しにかかっています。

 

床でぼんやりと考えたことを少しだけ記します。

 

農薬は,西洋医療由来の薬に似ています。

有機物,あるいは善玉くんは,漢方やその他の民間療法の薬に似ています。

 

前者は,ある一定の対象に直接働きかけます。

 

後者は身体全体,あるいは土を介した関わり合い全体の

健全性を高める働きかけをします。

敵を除いてやるのではなく,

免疫力を上げてやり,自分の持つ力で

外敵に対処する,というわけです。

 

息長く,身体を健全に保とうと考えれば,

強力な薬の利用よりも

身体の免疫力を上げて対処したいものです。

 

コスト減だけでなく,その後の身体の変化にも

利があると考えます。

 

風邪や肺炎が流行っているようです。

どうかご自愛下さいませ。

善玉くんは何故効くか 3.縁の下の力持ち 微生物

2011 年 10 月 7 日 金曜日

こんにちは。

いつも善玉くん通信をご愛読頂き,ありがとうございます。

 

薄曇りの信州中野より,お送りします。

 

善玉くんは何故効くかシリーズ,

三回目は微生物の働きに関して記します。

 

現代農業での「土ごと発酵」特集をお読みの方は

既にご存じかと思いますが,

土壌に有機物を施与することで

土壌微生物はエサを得て活性化すると言われています。

 

 

 

活性化した微生物は酵素を出して,

有機物の分解を促進させます。

 

酵素に,有機物の分解で生成したミネラル(カルシウムやナトリウムなど。多くが金属元素)が加わると

より働きが活発になります。

また,酵素は微生物が死んだあとも反応を続けます。

 

このようにして,土壌に有機炭素が豊富にあると,

微生物が活性化し,酵素の働きでミネラルが放出され,

また分解が促進するという好循環が生じます。

 

有機物は,人間で言うと,ご飯にあたります。

有機物を集めて燃やすよりも,土壌に施与してあげた方が

微生物は活性化するのかも知れません。

 

もちろん,炭にも微生物や菌を活性化する働きがありますから

どっちがよいとも言えませんが,そのまま有機物を入れるだけなら,

もっとも手軽な方法かと思います。

 

どうぞ,お試し下さい。


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